當仲氏×平鍋氏対談「小さな勇気で世界を変える」
ここでは、USP研究所の鹿野氏にご提供いただきました要約をご紹介させていただきます。
全文は、USP友の会機関誌「USP MAGAZINE vol.0」に掲載されていますので、ご興味のある方は是非、ご覧になってください。
■アジャイル開発とUNIXの共通項を探る
【要約】
「小さな勇気で世界を変える」~UNIXで実現する「作る人」「使う人」のイイ関係♪~
USP MAGAZINE vol.0では、アジャイル開発のエバンジェリスト平鍋健児氏(株式会社チェンジビジョン)と、シェルスクリプトを用いて企業の業務システム開発を行う「ユニケージ開発手法」の提唱者、當仲寛哲氏(ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所、以下USP研究所)の対談を掲載する。
大学時代に情報工学を専攻したものの、コンピュータの道を一度捨て、食品スーパーマーケットに就職した當仲氏。しかし、会社の業務改革プロジェクトに携わる中で、IT技術の有用性に気づき、UNIXのシェルスクリプトとテキストデータのみで企業の業務システムを作りあげる手法を考案。
同社のホストコンピュータを3000台のUNIXマシンに置換することに成功する。
その後同氏はUSP研究所を立ち上げ、その手法を「ユニケージ開発手法」と名付け、普及・研究を行っている。
いわば、ユーザが必要に迫られて、システムを自力で作ろうとした際に編み出された技術と言えよう。
一方、ソフトウェアエンジニアリングの世界からIT業界にはいった平鍋氏。
「どちらかといえばギーク(笑)」な彼は、当初アジャイルを「技術者万歳!」という文脈でとらえていた。しかしアジャイルについての理解を深める中で「ビジネスのために技術がある」ということに気づき、「ビジネスと技術、双方が尊重しあうことがシステム構築の本質」と訴える當仲氏にアジャイルジャパン2011の基調講演を依頼したのだという。
いつの間にかコンピュータはブラックボックス化し、システムの「使い手」と「作り手」が分離してしまった現状に疑問を呈する當仲氏。
そして話は、UNIXがアジャイル開発と親和性があるという方向に…。
「アジャイル」とは誰のための言葉なのか?これからのプログラマが目指すべき生き方とは?當仲氏、平鍋氏、両氏の出会いが、アジャイルの新境地を切り開く。
■USP MAGAZINEについて
USP Magazineは「シェルからはじまる 技術の宇宙へ飛び出そう!」をコンセプトに、
UNIX/Linux/シェルスクリプトの技術とその哲学をベースにしながら「本物の技術・本物のエンジニアライフ」に光を当てる雑誌です。技術のおもしろさ、CUIのスマートさ、エンジニアの生き方等々をごちゃまぜにしてお届けしたいと思っています。
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■USP友の会について
USP友の会は(ユニバーサル・シェル・プログラミング)友の会は、2008年春、シェルスクリプト/Linux/UNIXのコミュニティとして活動を開始。2011年からテーマ「本物とは何か?~
本物の技術・人を照らす~」を掲げて活動を拡大中!
会員は114名(2011年3月現在)。2ヶ月に1度の定例会、勉強会、イベント企画、雑誌刊行など、活発な活動で会員同士の交流をはかり、お互いの技術への見識を深めています。
詳しくはWEBで(http://www.usptomonokai.jp)。
初心者から上級者の方まで、一緒に語り合いましょ。
どうぞお気軽にご参加ください!